僕がオンライン英会話スクールを立ち上げた頃の話です② まずはスクールのホームページを作る為にホームページビルダーを購入しました

ホームページを作るのはなんとなく簡単そうなイメージがありました。というのも当時はインターネット回線はADSLから光に変わる頃で、インターネット人口も今ほどはいなかったかと思います。

今のようにワードプレス全盛という事もなく、素人の人が作ったようなホームページが沢山ありました。

そうはいっても、見よう見まねではできないので、まずは本屋に行き、ホームページを作る本の立ち読みから始めました。ホームページはhtmlという言語で作るという事でhtmlの本を何冊か購入です。cssというので枠を作るようですが、初心者にはcssはちょっと難しそうです。

0から言語で作るのは大変そうだったので、ホームページを作成するソフトがよさそうです。本屋さんのあとは、ヨドバシカメラに行きホームページビルダーも買ってきました。

ホームページビルダーがあればホームページのレイアウトはできそうです。あとは見栄えをよくするために先生の写真を載せたいので画像の編集もしなくてはいけないという事で、画像関連についても調べてみました。

画像編集にはフォトショップがいいようですが値段がやけに高いです。とりあえずはホームページビルダーに付属している画像編集ソフトを使う事にしました。

ホームページビルダーはワードを使うようにホームページができるので、文章を書き、画像を加工して英会話スクールのロゴを作ったり、素人丸出しでしたがホームページを作る作業はとても楽しいです。

2,3日かけて、レイアウトはできてきました。自分で言うのもなんですが、全然ぱっとしないです。テーブルを使用しているのでレイアウトはバラバラです。文章でスクール概要からレッスンの詳細などを明記しました。

ただ、先生の写真がないので英会話スクールのサイトにみえません。何か怪しい英語の教材のサイトみたいになってしまいます。

これでは誰かがホームページをみてくれてもオンライン英会話レッスンに申し込んではくれそうにありません。とりあえず、スクール概要に僕の写真を載せる事にしました。人の写真と住所や電話番号があるだけでなんとなく安心できる感じがします。

早急に先生の写真が必要です。

ホームページもできていないけど、どんどん先生を雇って写真をホームページに貼ってしまおうと、ネットでオンライン英会話レッスンをしてくれる先生の求人をかけてみました。

最初は作っているホームページの1ページを求人ページとして英語で文章を書いてアップしてみました。アップしたはいいものの、全然アクセスはありません。そもそもサイト自体にアクセスがないのです。

そこで、そのページのリンクを色々な英語の掲示板に貼ったりしてみました。英語で求人をだせるようなサイトをいくつか見つけました。

作っているスクールのホームページをちゃんとしたものにしないと英会話レッスンに興味を持ってくれた先生がいても、うちのスクールで教えたいとは思ってくれません。給料もちゃんと払ってもらえるか心配になるレベルのサイトです。

ホームページは何度も修正を重ね、友達にアドバイスをしてもらったりもしました。美大卒業の友達には、色は2色にしたほうがいいよというアドバイスももらいました。素人がホームページを作るとどうしてもいろんな色を使いたくなってしまいます。

赤文字にしたり、緑にしたり、青にしたり色々使っていると安っぽくなってしまうとのことです。

徐々にホームページもかっこよくなってきて、ページ数も増やしていきました。写真はとりあえず自分の写真を使い、信頼感がでるように何枚か貼ってみました。

スクール代表の挨拶のページも作り、いろんな会社のホームページをみていいところを少しまねてみたりしました。

掲示板にのせたからといって先生をやりたいという連絡があるかはわからないので、六本木とかにおいてあるフリーペーパーに1回2500円とかで求人を載せてみたりもしました。

こんな感じで先生は集まるのか不安でしたが、ホームページも並行して修正を重ねて、求人を考えている先生がみても悪い印象のないように、試行錯誤しながらだいぶよくなってきました。

先生をやりたいという人からもメールが来るようになりました
サイトを作りだして、一か月たったころでしょうか。ぽつぽつ先生からオンライン英会話のレッスンに興味があるとメールが来るようになりました。

とりあえず最初の目標は先生の写真の獲得です。それがないとホームページに説得力がなく生徒も集められないのできたメール全部に返信をして、ぜひうちでレッスンをしてほしいと伝え、相手が気が変わらないうちにスカイプで片っ端から面接です。

面接といっても全員採用するつもりでしたので、あまり偉そうにもせず写真を送ってもらうように頼んでいました。もちろん今は生徒がいない事をはっきりと伝え、これから生徒を集めるので少し待ってほしいという事は伝えました。

最初はそういう事をいうと、他を探しますと言われてしまう気がしましたが、意外にもみんな協力的です。日本にきている外国人で、他に仕事は持っていてアルバイト感覚だったのでそこまで切羽詰まっていないところもあるようでした。

あとはやっぱり外国にきて日本人としっかりと話しをするというのは、異国の地の寂しさもあるのか嬉しいようでみんな応援してくれました。

なんだかんだで、先生をやりたいという人とスカイプで面談をして、先生の写真も10人くらいのせると立派なホームページに見えてきます。レイアウトやフォントどうこうより写真1枚1枚の力は強く、自分でみても先生の顔の写真を貼ることにより活気のあるスクールのような気がしてきます。もちろん生徒は一人もいないのですが。

次のページ