僕がオンライン英会話スクールを立ち上げた頃の話です ⑥ スペイン語レッスンの生徒さんが入りました

始めての生徒さんが入会してから2週間ほどして二人目の生徒さんが決まりました。

レッスンはスペイン語です。

メキシコ人の先生がスペイン語を教える事ができるとの事で先生をしてもらう事になったB先生です。

B先生は九州に住んでいて普段は英会話の先生をしているようでした。

先生募集のページを見てくれたようでメールをしてくれました。

とにかく先生の写真をホームページに載せたかったのですぐに返信をしてスカイプで面談をやることになりました。

スカイプをつなぐと先生の部屋は真っ暗で若干不安になります。

自分がどのように相手から見られるかという事に気を使っていない人だなということがすぐにわかってしまうからです。

僕はテレビ会議システムの営業をしていたので、そういった見られ方に関してはうるさかったようでB先生の真っ暗な画面には若干びっくりしました。

テレビ会議の営業をしている時によく本社と訪問先を繋ぎデモをしましたが、本社側でデモの対応をしてくれる人は30代の非常に感じのよい女性でバックはオフィスの雰囲気も伝わるようにカメラの角度も調整してありました。

営業先でテレビ会議システムに繋ぎ、お客さんが初めて映像を見る瞬間はとても大事です。

IT系の営業はどこか胡散臭いところがあるのでなおさらです。

一番最初にうつる映像に、むさいおじさんやおばさんがでてきたのでは話になりません。

又、茶髪でピアスをつくているような派手な若者ではその時点で終了です。きっちりとしていなくてもオフィスにふさわしい清潔感のある洋服を着て、髪は黒髪で化粧も薄目で笑顔のきれいな知的な女性のほうと第一印象はとてもいいです。

営業先のお客さんはスーツを着てしっかりとしたビジネスマンという事が多いので当たり前の意識ですが。

そういったところで仕事をしていたので、僕も生徒さんや先生と話す時には、ワンルームのマンションでしたが、生活感のあるものを映さないで白い壁を背景にちゃんとしたエリのついたワイシャツを着ます。さすがにネクタイまではしませんでしたが、きっちりとした感じはだせていました。

B先生の画面は真っ暗で先生の顔もよく見えません。

僕との面談なのでレッスンではなく、ただ話をするだけと思っているとしても、ちょっと引いてしまいます。

何もないところから始めたオンラインスクールで相手はちょっとバイトができればいいような気持でいるような気がして、自分のテンションとあまりにも違いすぎて悲しくなってもきます。若干なめられている感もあるような気もしてきました。

ただ、超弱小のスクールです。生徒も一人しかいません。文句は言っていられないです。写真をもらってホームページに貼ることが今一番しなければいけないことです。

一応先生にはカメラが暗い旨を伝え、もしレッスンをすることがあればカメラを交換してもらうようにお願いしました。

幸いにもカメラは交換しようとしていたところのようで、交換は問題なさそうです。

早く生徒さんを紹介してほしいと言われてしまいやる気まんまんです。

1日も早く生徒を見つけるのでしばらく待っていてくださいと伝えました。

軽く話して感じのいい先生だったので採用になり写真をもらってホームページに貼りだしました。

スペイン語、オンラインというキーワードだと全体の検索数も少なくこれなら上位表示もされそうです。

しばらくして、上位に表示されたページをみてくれた生徒さんが体験レッスンを申し込んでくれて契約にいたりました。

これで二人目の生徒さんです。

ちょうどスクールを立ち上げてから3か月がたとうとしていました。

塾経営が初心者の僕が3か月で2人も生徒さんが入会してくれた事はある意味驚きではありますが、生徒二人では全く食べていけません。町の小さな学習塾のようなイメージでやっていますが、インターネットを使えば先生も生徒さんも潜在的に考えるとものすごい数になります。

小さな学習塾では教室の広さもあり、一日5,6人で手一杯かとは思いますが、インターネット上でレッスンをするには教室は必要ありません。先生の部屋と生徒さんの部屋が教室です。

なによい更に言語を増やして生徒を獲得していかなくては僕の貯金もなくなってしまいます。東京は家賃も高く生活するだけで月に15万円くらいは出て行ってしまいますからね。早めに生徒を増やさなくてはいけません。

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