オンライン英会話スクールを立ち上げて半年を過ぎた頃から生徒さんや先生も増えてきて少しずつトラブルが目立つようになってきました。
授業開始の時点で僕もスカイプを立ち上げて生徒さんと先生のスカイプの状況をチェックしています。
スカイプを授業の開始前から立ち上げている先生もいれば、授業が始まるジャストに立ち上げる先生もいます。
授業が始まるジャストにスカイプを立ち上げる先生がいて、だんだんそういった事が気になってきます。
インターネットは目の前にその先生がいるわけではないので、メールなどと同じでよほどきちんと対処をしないと相手は不信感をもってしまうものだという認識が僕にはあったのですが、そういった事に気を配ってくれない人も中にはたくさんいます。むしろあまり気にしない人のほうが多いのかもしれません。
特に日本人は時間に対してはきっちりとしています。遅刻をするぐらいなら休んでしまったほうがいいというくらいに厳しい会社もあるようです。
日本人の感覚からすると開始5分前にはスカイプを立ち上げて準備しているのが常識ですが、完全歩合制の契約でレッスンをお願いしている先生に5分前には待機していてくださいというのもなんとなくいいずらいです。
一般的な会社の正社員であれば始業時間前に会社にきてもらいますが、ちょっと状況が違います。
僕自身今まで働いていた会社では、ひどいところだと始業時間の45分前に出社しないといけない会社もありました。始業前から朝礼が始まるのでそれの準備をしないといけないこともあったからです。いわゆるブラック企業だったので終業時間なんていうのもあったものではなく、9時から18時までの就業として入社しましたが、夜の19時から会議があったりします。その会議が終わって帰る時間が23時を超えていても残業代はでないという会社でした。
今考えるとよくそんなところで働いたなと思うけれど、若くて、仕事が楽しいとそれが当たり前に思えてきてしまいます。会社側で、仕事が楽しいと思えるような環境を作っていたところもあるのかもしれません。ブラック企業はそういった雰囲気を作るのがうまいところが多く感じます。
そんな感じで、終業時間以外の労働も当たり前の感覚だったので、先生も5分くらい前から待機しているものだと思っていたので、レッスン開始時間ジャストにオンラインになる先生がいる事にびっくりしました。
大手英会話スクールで先生をしているというD先生はアメリカ出身のネイティブの先生がいつもジャストにオンラインになります。
気になりだすと毎回J先生のレッスン時間に秒針までみるようになってきました。21時から始まるレッスンがあると、21時1分1秒から59秒の間からレッスンを始めてもらわないとです。
結構しっかりしたというか神経質の先生だったので、その間にはオンラインになります。少しでも遅れたら注意しようと思っていたこちらの気持ちがわかるかのようにオンラインになります。
始まる時間が気になりだすと、終わる時間も気になります。
50分のレッスンなので、21時50分で終わる必要があり21時49分だと1分少ないです。
レッスンが終わった後には一言こちらにテキストメッセージを送ってもらうようにしていたのでその時間が21時49分59秒までの間だと注意をしないとです。
終わる時間に関しても21時50分1秒から59秒までの間にメッセージを送ってきます。
几帳面な先生なのか毎回そんな感じでした。
ただ、だんだんと慣れてきてしまうのか、最初は僕にたいして主張だったのか、数か月もすると始まる時間がほんの少しずつ遅れるようになってしまいました。
始まる時間が1分くらいまでは注意しなかったのですが、2、3分遅れてきてしまったらいうしかありません。
とうとう21時3分くらいにオンラインになる時がきてしまったので、5分とは言わないまでもちょっとだけ早く待機してもらえないか聞いてみました。
彼曰く、3分遅れた分は3分後ろにずらしているとのことです。21時53分までレッスンをしているから問題ないだろうという言い訳です。
ああいいばこういう的なものかと思いましたが、めんどくさいと思いながらも日本人は時間にきっかりしているので、3分遅くまでレッスンをしたのではダメという事を伝えました。
遅刻に関してペナルティーをつけられる仕事もあるくらい日本では厳しいのですよと。
一応わかってもらったようですが、次からのレッスンも21時1秒から59秒の間にスカイプをオンラインにしてきます。
こちらもそればかり気にするのは疲れてくるので、新しい生徒は紹介しないようになってしまいました。
既存の生徒さんが辞めたのを最後にD先生にはそれ以降頼むこともなかったです。
正社員ならまだしも教育してなんとかしてもらおうという気になるような気もしますが、完全歩合制の契約だと自分に使いやすい先生にお願いしたくなってきてしまいます。一生懸命やってくれる先生が他にいるとなおさらです。
ちょっと悪いような気もしたけれど、こっちも生活がかかっているのでしょうがないです。
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